春日野園取材ページ
春日野園短期入所生活介護に取材に行きました
春日野園の場所
春日野園は安佐南区の山本新町というところにあります。
安佐南区はとても広い区ですが、今回紹介する春日野園はとても新しい団地(山本新町)の中にあります。
山本新町の団地は平成24年(2012年)に開発されましたので、また12年しか経っていないことになります。
団地にある家も新しいモダンな家ばかりで、どの家からもピアノの音が聞こえてきそうです。
そんな団地の中の一番南側に施設があります。
ちょうど春日野団地に上がる坂道を登っていく途中にあります。
近くにはサ高住があって、そこと間違えられることが多いですが、サ高住のさらに上にある特別養護老人ホームが春日野園です。
住所を記載しておきます
広島県広島市安佐南区山本新町2丁目18番9-14号
記者の感想
春日野団地の中にあるので交通量はそんなに多くないですが、朝と夕など団地の方が車で動くことが多い時間帯は少し渋滞します。
とっても高いところにあるので、到着したらまず景色を眺めてください。広島市の安佐南区から東区、安佐北区まで一望できます。
冬には年に3回くらい雲海が現れます。春日野園から下に雲が広がってとっても幻想的な風景になります。
めったに見られないので、もし見ることができればそれはかなりラッキーです!
春日野園の取り組み
春日野園でもくちた園と同じように3Rの取り組みをしています。
- ・リラックス
- ・リフレッシュ
- ・リハビリ
この3つに力を入れています。
相談員さんは
春日野園では3Rの取り組みだけではなく、ユマニチュードにも取り組んでいます。
ユマニチュードとはフランスの体育学から生まれた技法で「あなたのことを大切に思っています」ということを伝えるための技法です。
「ユマニチュード」は「人間らしくある」ことを意味するフランス語の造語です。
ユマニチュードにより、利用者に対する尊厳を保つことはもちろん、安心してショートステイの生活を送れるようになります。
春日野園のマッサージはとても人気があるので、マッサージを希望される方は、早めに予約してもらうようにしています。
施設の設備
お風呂の設備も充実しています。
お風呂の浴槽をまたぐことができる方は、一般のお風呂に入っていただきます。
浴槽をまたぐことができない方は、特殊浴槽でゆっくり入っていただきます。
家でお風呂に入れない方も特殊浴槽を利用すれば楽に入浴することができます。
お風呂に入る時は、介護スタッフが常に介助してますので安心して入ることができます。
平日だけではなく、土日も特殊浴槽に入ることができますので、特殊浴槽を利用したいという方は是非春日野園のショートステイをご利用ください
ショートステイ利用の後のことも考えて、入浴する日を変更することも可能です。利用者とご家族さんのご希望に合わせてお風呂に入っていただきます。
対象の利用者さん(どんな利用者さんがマッチしますか?)
自分のペースでショートステイを利用したいという方にとって、とてもいい環境だそうです。
ショートステイの各部屋の中心にメインのフロアがあり、ちょっとお話ししたいなと思えばフロアに出て来て職員や他の利用者とおしゃべりができます。
また、自分の部屋でゆっくりしたいなと思えば、お部屋のベッドで横になることもできます。
部屋の中にはトイレも設置されていますので、他の利用者を気にすることなく、トイレを使用できます。
認知症の方でも安心して利用できるように、職員が研修を受けたり、利用者さんごとにミーティングを開いて介護の対応力を強化しています。
特に認知症の方は環境が変わったり、いつもと違う職員が対応すると不安になることも多いと思います。
春日野園では、ショートステイのユニットが決まっておりますので、共有スペースはいつも同じ場所になります。
ショートステイを使う環境がいつも一緒であれば、利用者さんも使えば使うほど、安心して利用することができます。
もちろん認知症でなくてもご利用出来ます。
お部屋
2009年にできた施設なのでとてもきれいです
ユニット型の施設なので、ひとりひとりに個室が確保されていますのでホテルのように使えます。
個室は少し値段が上がりますが、プライベートルームがあるというのはとてもいいですね。私がショートステイを使うのであれば、絶対にユニット型(個室)がいいです
夜おそくまでテレビを付けていても、苦情を言われることはありませんし、暗いのが苦手で電気をつけっぱなしで寝ても気を遣うことはありません。
さらに、お部屋にトイレと洗面台が設置してありますので、ちょっと手を洗いたい時やちょっとトイレというときも、部屋の中にありますし、自分だけが使うので安心して利用できます。
部屋の真ん中にあるタンスは、ショートステイを利用される方に合わせて、自由に移動ができるようになっています。
テレビを近くで見たいという方は、タンスをベッドの近くに置いてその上にテレビを設置します。
他にも車椅子で自由に通れるようにしたいという方には、タンスを壁につけて、車椅子用のスペースを十分に確保します。
転ばないように伝え歩きをする方は、ある程度の間隔を空けて邪魔にならないように、工夫してタンスを配置します。
タンスの配置は職員が手伝いますので、要望を遠慮無くお申し付けください。
医療的な対応として
ショートステイを利用される前に面談をさせていただき、今飲まれている薬や塗り薬等を確認します
利用される前に事前に相談していただければ、胃瘻の方も受け入れます。
1日に3回胃瘻が必要な方の場合、春日野園では対応ができないので、できれば1日2回の胃瘻にしていただければ助かります。
(2回の胃瘻:朝9:00 夕方18:00 昼は水分)
現在胃瘻の方は2人なので、まだ受け入れが可能です。他の施設で胃瘻が受け付けてもらえなかった方は、是非お問い合わせください。
その他の医療的な処置が必要な方は相談員までご連絡ください。
ショートステイの雰囲気、人間関係
お部屋が個室なので、他の利用者とトラブルになることはほとんどないそうです。
また共有スペースを広くとっているので、ぶつかったり移動を妨げるようなこともありません。
共有スペースではテレビが常時付いており、職員や他の利用者とおしゃべりをしてみなさん楽しまれていました。
レクリエーションも毎日ではありませんが、利用者さんがリフレッシュできるレクを行っています。
午後はあんまさん(マッサージ師)が来られて、希望者にマッサージをしてくれます。
肩や足、腰などをマッサージしてもらっていました。マッサージをすることで、堅くなった筋肉がほぐれ、血流が良くなります。
ずっと肩が痛かった方も、マッサージで少し痛みが和らいだと言われていました。
私が取材に行った日は、利用者さんが過ごしたいように過ごしているという印象でした。
職員同士の関係
職員同士はとても仲良く、希望休も取りやすいので、楽しく働いているそうです。
私が訪問したときは、職員さん皆さん笑顔で挨拶されて、ショートステイの部屋を丁寧に案内してもらいました
ショートステイの部屋の造りやタンスの使い方も、いろいろな実例を含めて説明していただきました。
利用者さんに優しく接しておられ、利用者さんが自由に過ごしてもらえるように、支えているという感じがしました。
外国から来られた介護士さんはおられませんでした。特養の方には何人か外国から来られた介護職員がいるそうです。
相談員
相談員さんはとっても若い相談員さんでした。
春日野園の相談員補佐(小川さん)はもともと介護現場で働いていた方なので、現場のことをよく知っています。
信々会の横浜の施設から異動になった職員さんで、まだ相談員の資格がないので、補佐という形でベッド管理や家族送迎などをしているそうです。
まだまだ若いので楽しい会話というのはちょっと難しいようです。でも介護のことはよく知っているので、介護方法などやり方が分からない事は質問してみるといいと思います。
私がいろいろ質問しても、ちょっと固い感じがしましたが、一生懸命答えてくれるのがよく分かりました。
あと1年くらい経験すれば固さもとれて、利用者さんや家族ともいろいろな話しができるようになると思います。
ショートの空き状況
春日野園ショートステイも比較的平日が空いているそうです。
私が取材に行った時は、平日だったので2部屋空いてました。
全体的に土日希望の利用者が多いそうです。
土日の予約をとるなら、平日から利用されそのまま土日を利用するというやり方の方が取りやすいかな、と思いました。
取材の感想
2015年に設立されてますので建物はとても新しいです。
春日野園の第一印象は「景色がきれい!」
施設から広島市内を一望できるので、ずっと見ていられます。
ショートステイを利用中に、何時間でも景色を楽しむことができると思います
全部屋からきれいな景色が見られればいいのですが、残念ながらごく一部の部屋しか景色がみられないです。
全部の部屋が個室なので、料金は少し高めですが、プライバシーもしっかり守られているので安心です。
自分でショートステイ中にいろいろしたいことがある人は、自由に過ごすことができるので、時間を気にせずやりたいことに集中できると思います。
部屋は個室がいい方や、自由に時間を使いたいという方には大変おすすめのショートステイです。
春日野園ショートステイを是非検討してみてください。